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はしもとみお 絵本「おもいででいっぱいになったら」発売日 2022年11月12日予定に変更のお知らせ

KISSA BOOKS の初出版物となる、動物彫刻家 はしもとみおさんの絵本「おもいででいっぱいになったら」ですが、制作上の都合により、発売日が2022年11月12日予定と発売延期となりました。楽しみにしてくださっている皆様にはお待たせをしてしまい申し訳ございません。

タイトル:おもいででいっぱいになったら
ISBNコード:978-4-910943-00-8
判型:B5判変型
当初の発売日:10月31日発売
延期後の発売日:11月12日発売

お待ちいただいてる読者の皆様、並びに関係者の皆様には
大変ご迷惑をおかけすること、深くお詫び申し上げます。

KISSA BOOKS

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KISSA BOOKS 新刊第1冊目 はしもとみお 絵本「おもいででいっぱいになったら」2022年10月31日発売

KISSA BOOKS の初出版物となる、動物彫刻家 はしもとみおさんの絵本「おもいででいっぱいになったら」が2022年10月31日に発売となります。すでにAmazon楽天ブックスでも予約受付が始まっています。

この絵本は、はしもとみおさんが美大学生の時に描かれた絵本で、2007 Tully’s Picture Book Award(タリーズピクチャーブックアワード2007)お客様賞を受賞し2008年に出版された「神様のないた日」が元になっています。今回 KISSA BOOKS より出版するにあたって、タイトルを「おもいででいっぱいになったら」変更したのは、著者が付けたオリジナルのタイトルに戻したためです。この絵本を大切に読んでいただければ、なぜタイトルを元に戻したのかわかっていただけると思います。本文のことばについても、再度見直し、はしもとみおさんが最初に作った文章に近い形にいくつか戻しました。

絵本を開いていただくと、ちょっと珍しい縦開きでめくっていく絵本になっています。表紙だけでなく、中身の絵も全て今回の出版の為に、はしもとみおさんが描き直してくださいました。今回絵本の装丁を担当してくださったのは以前からあこがれのブックデザイナーの名久井直子さんで、縦開きの提案も名久井さんからでした。タリーズの絵本はA5サイズの横開きでしたので、何の違和感もなく横開きでの制作を考えていましたが、最初の打ち合わせで、はしもとみおさんが「タリーズに最初に送った絵は、このような感じで絵本にもなってなくて、1枚づつバラバラの詩のような形でした」と言って見せてくださったのが、縦長画用紙の中に文章をつづった絵で、それを見た名久井さんが、即座に「出版社の1冊目なのに特殊な形になるかもしれないけど、縦開きの絵本にしてはどうか」と提案をいただきました。その場で目から鱗が落ちるような思いで、即決し縦開きの絵本になりました。

昨日、長野の印刷工場へ名久井さんと一緒に、表紙と本文紙の印刷立ち合いに行ってきました。大変多忙な中、駆け出しの小さな出版社の為に長野まで印刷の立ち合いに来てくださった名久井さんに本当に感謝です。

印刷立ち合いでの色合わせは、複数ページを同時に色調整することになるので、とても難しいのですが、ベテランの名久井さんのおかげで的確にオペレーターの方に指示をだしてくださって、無事、後工程は印刷屋さんと、製本屋さんに委ねて完成を待つだけとなりました。記念すべき KISSA BOOKS 第一冊目の発売日は今月末の2022年10月31日となります。

「おもいででいっぱいになったら」は何度も読み返していただき、その時々のきもちに寄り添えるような、一生そばに置きたくなる絵本となると思いますので、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。

今回絵本の編集を担当してくださったのは、谷口香織さんで、2014年に自分が出版について何も知らない中、雷鳥社ではしもとみおさんの木彫りの本の出版企画を見てくださった方です。現在はフリーで編集をされていて、沢山の素敵な本を企画し出版を手掛けています。谷口さんの力なしでは、今回の絵本だけでなく、KISSA BOOKS という出版社を立ち上げることはなかったでしょう。何もわからないまま、ゼロから色々教えてくださって、何とか出版社のスタート時点に無事立てた気持ちです。出版社としては、まだまだ経験不足ですが、既に何冊か次の出版物の動きも進んでいます。なお、書店の皆様は、お取引のあるどの取次ルートからも、KISSA BOOKS の取次である鍬谷書店へ注文が出来ます。全国沢山の書店や図書館に絵本が並ぶことを願っています。

出版立ち上げにあたって、KISSA BOOKS のロゴを制作いただいたのは、絵本作家の井上奈奈さんです。KISSA BOOKS のリアル店舗 gallery kissa で4年近く創作絵本ワークショップの講師もしていただいていて、猫好き仲間です。ロゴには、ギャラリーの看板猫コニちゃんです。

長くなってしまいましたが、2022年10月31日発売 はしもとみおさんの絵本「おもいででいっぱいになったら」の案内でした。今後ともどうぞよろしくお願いします。

KISSA BOOKS 瀧本佳成

著者プロフィール
はしもと みお (ハシモト ミオ) (著/文)
はしもとみお 彫刻家

三重県の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。
全国各地の美術館で個展を開催中。
主な著書に『はじめての木彫りどうぶつ手習い帖』(雷鳥社)、『はしもとみおの木彫り教室 暮らしによりそうどうぶつたち』(KADOKAWA)、『はしもとみお 猫を彫る』(辰巳出版)などがある。

15歳のときに阪神・淡路大震災にあい、夜明けと共に、実家の楠にぶら下がって揺れているミノムシを見て、神様だと思った。数年後、猫のトムくんを保護する。本書は、猫と神様の姿を自分の気持ちと重ね合わせ、その後の10年をつづった実話である。

https://miohashimoto.com/

展示情報
2022.10.28[金] ~ 2022.12.24[土] はしもとみお木彫展 カタチの生まれるところ(姫路市書写の里・美術工芸館)
2022.12.2[金] ~ 2022.12.25[日] はしもとみお おもいででいっぱいになったら原画展(gallery kissa)

どちらの会場でも、期間中に絵本の販売も行っています。姫路市書写の里・美術工芸館では、はしもとみおさんが学生の頃に作ったトムくんの彫刻、gallery kissa では絵本原画と、トムくんの絵本レリーフを展示する予定です。

書籍情報

おもいででいっぱいになったら

はしもと みお (著, イラスト)

出版社 ‏ : ‎ KISSA BOOKS
発売日 ‏ : ‎ 2022/10/31
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 32ページ
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4910943008
寸法 ‏ : ‎ 19.6 x 0.8 x 19.6 cm

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KISSA BOOKS 出版物の二次利用について

KISSA BOOKS の出版物のご利用を希望される際は、事前の申請をお願いします。

日本書籍出版協会ホームページ(https://www.jbpa.or.jp/guideline/readto.html)より「著作物利用許可申請書」をダウンロードし、必要事項(返信先メールアドレス[もしくはFAX番号]必須)をご記入の上、弊社へメールにてご送信ください(FAX可)。
著作権者への許諾確認後、許諾の可否を担当者よりご連絡いたします。

※利用申請書ご記入の際の注意点
・会費や入場料が無料のイベントの場合でも、謝礼や交通費等が発生する際は、「謝礼の有無」欄にご記入ください。
・著作物の大型化やパネルシアター、紙芝居にするなど改変をともなう場合、「利用形態・目的」欄にその手段や方法をくわしくご記入ください。
・メディア(書籍/雑誌・テレビ・ラジオなど)でのご利用を希望される際は、媒体名(書誌名・番組名)、刊行・放送希望日(再放送・配信など期間が生じる場合はその期間・回数も)を明記してください。

不明な点がございましたら、下記連絡窓口までお問い合わせください。

ご連絡窓口
KISSA BOOKS
〒111-0053
東京都台東区浅草橋3-25-7
電話:03-5829-9268
FAX:03-5829-9157
メール:info@kissabooks.com

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出版を始めます。

2012年の6月9日にgallery kissa というギャラリーを浅草橋・蔵前にオープンして、今日でちょうど10周年を迎えることができました。階段しかないビル4Fで、ひっそりと、営んでいますが、何とか続けられたのは色々な作家さんに出会うことができたおかげです。

今もギャラリーで元気に育っている、上の観葉植物はギャラリーオープンの日にいただいたものです。植物を枯らすのは得意なのですが、10年経った今も元気に根付いて葉っぱを楽しませていただいています。年月を経て大きく育ってはいないですが、年中、青い葉っぱをつけているところが、皮肉ながら今のギャラリーのようです。小さな彫刻は、オープン当時我が家の家族だった、ニコちゃん、タラちゃん、イクラちゃん(右から)を彫刻家のはしもとみおさんが彫ってくださったものです。

2015年に「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」(雷鳥社)という彫刻家はしもとみおさんの著書の制作の手伝いをして刊行した記念に発売した月に、20cmほどだった小さなクスノキの苗をギャラリー屋上に植えたのですが、こちらはぐんぐんと成長していて、既に2m近くになっています。はしもとみおさんとは、ギャラリーをオープンした年にお客さんから教えていただいたのをきっかけにギャラリーで何度か展示をさせていただいているのですが、屋上のクスノキ以上に成長されて、はるか彼方の所で活躍されています。

作家の井上奈奈さんからお声掛けいただき、3年前から創作絵本ワークショップを始め、昨年10月に、「星に絵本を繋ぐ」(雷鳥社)という絵本作りについて井上奈奈さんがまとめた書籍を刊行する手伝いをしました。絵本の魅力もさることながら、本づくりに興味がわき、元雷鳥社で編集をされていた現在フリー編集者の谷口香織さんとの再会もあり、出版社を立ち上げることにしました。出版社名は「KISSA BOOKS」です。

ちょうど昨日のことですが、井上奈奈さんに依頼していたロゴデザインもいただき、KISSA BOOKSのロゴも完成しました。

黒猫は、今ギャラリーの看板猫としてギャラリーに居るコニちゃん、一緒に本を読んでいる少年は恥ずかしながら、少年時代の自分だそうです(少年時代はメガネっ子でした)。

KISSA BOOKSの最初の刊行物としては、彫刻家はしもとみおさんの絵本復刊(完全リニューアル)となる予定です。10月頃の発売を目指しています。詳細はもう少ししたらお知らせ出来るかと思います。そして続いて、創作絵本ワークショップで生まれた本の新刊本も予定しています。絵本の可能性を広げて、ゆくゆくは世界に向けて送り出せるような本づくりを目指していますので、ご期待を。

2022年6月9日

KISSA BOOKS
瀧本佳成