
「三猫倶楽部」(スリーキャッツクラブ、原題:三貓俱樂部)は、台湾の猫漫画家・咪仔(ミーザイ)さんによる猫をテーマにしたノンフィクションのコミックシリーズです。
ミーさんとルームメイトが拾って飼い始めた3匹の猫たちが「スリーキャッツクラブ」を結成し、賑やかで愛らしい日常を繰り広げる物語です。実話に基づいた心温まるエピソードが特徴で、猫たちの個性豊かな行動や人間との絆が描かれています。特に、台北の生活感(狭い部屋での色々な猫たちとの生活など)が垣間見え、都市生活の中でペットが心の癒しとなる様子をリアルに描いているコミックです。
KISSA BOOKSとの出会いは、2023年の2月に出版社立ち上げ後最初に行った国際ブックフェア、台北国際書展(台北国際ブックフェア)に訪れたときに、独立出版連盟というZINEなど個人やインディー系の出版社が集まって出展しているブースで「三猫俱楽部」を見つけてあまりの可愛さに一目ぼれしたのがきっかけ。

ブースには個性的な鉛筆で描かれた三猫倶楽部のコミックや、雑貨、リソグラフのアート作品などが並び、猫好きにはたまらない魅力であふれていました。「三猫倶楽部」には日本人の友人が個人的に作った、原著からいくつかのエピソードを拾って翻訳した日本語版の1巻と2巻があり、日本にも何度か来たことがあるそうですが、出版流通はしていなかったので、今回 KISSA BOOKSからオリジナルの1巻と2巻をそのまま日本語訳にしたものを出版することにしました。台湾コミックや雑貨イベント、昨年の台湾ピンコイのイベントでも参加されていたので、ご存じでファンの方もいらっしゃるかと思います。今回の出版にあたって、翻訳は中国や台湾のエンタメの翻訳に携わっている沢井メグさんにお願いしています。新たな翻訳での出版にもご期待ください。

今回出版にあたり、作家さんよりA4サイズに描かれた原画をお借りして、データを作り直して現在絶賛制作中です。今年中には出版出来ると思いますので、お楽しみに。

ミーザイさんは、リソグラフ作品も沢山描かれていて、出版に先立って「三猫俱楽部」のリソグラフ作品を取り扱いさせていただいていて、印刷もKISSA BOOKSのリソグラフ機で刷らせていただいています。
どのイラストもとてもかわいいので、ぜひオンラインショップにてチェックしてください。

猫を通じて日常の小さな幸せを伝えるアーティストとして、台湾内外でファンも沢山いるミーザイさん。「三猫俱楽部」をモチーフにしたアート作品やグッズ(ステッカー、トートバッグ、ノートなど)も作られていて、ミーザイさんのイラストの可愛らしさが様々な形で表現されているのも魅力の一つです。ご本人もとても素敵な方なので、「三猫俱楽部」ぜひご注目ください。
2025年 冬に発売予定ですので、ぜひ、お楽しみに